【ネタバレなし感想】「贖罪」湊かなえ| 各章心が曇るがページをめくる手が止まらないどんよりイヤミス笑

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📘タイトル:『贖罪』
🖋 著者:湊かなえ
📅 発行年:2009年6月11日(東京創元社)
📚 ジャンル:ミステリー、ヒューマン

オススメ度(星5満点中)

★★★★☆

○ 心理描写がとても繊細でグイグイ引き込まれる

△ 小さい子が悲惨な目に遭う描写がある為、苦手な人は回れ右🏃‍➡️

あらすじ

15年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。直前まで一緒に遊んでいた四人の女の子は、犯人と思われる男と言葉を交わしていたものの、なぜか顔を思い出せず、事件は迷宮入りとなる。娘を喪った母親は彼女たちに言ったーーあなたたちを絶対に許さない。必ず犯人を見つけなさい。それができないのなら、わたしが納得できる償いをしなさい、と。十字架を背負わされたまま成長した四人に降りかかる、悲劇の連鎖の結末は!?

(Audible商品サマリーより引用)

感想

各章で4人の娘と母親と語り手が変わり、事件当時の描写やその後の生活について描かれる形式。各章ともかなり濃密で、中盤から漂う不穏さ、あっと声がでる章末に、物語を途中でやめることがなかなかできず、一気読み!

流石の筆力に驚かされるが、自身も小さい子を持つ母親である為、事件の細かな描写になかなか心抉られるものがあったので★4つ。

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